ドン・キホーテ2代目社長・大原孝治氏
大原孝治(オオハラコウジ)氏はドンキホーテホールディングス2代目社長でありCEOです。先代の安田隆夫氏の理念を忠実に受け継いでいる理想的な2代目社長であると同時に、ドン・キホーテに革新を起こし続け、第43回経済大賞ではその実績を認められ優秀経営者賞に輝くなど、優れた手腕の持ち主です。
大原氏は、安田氏が考え出した、深夜営業や手書きPOP、綺麗で見やすかったそれまでの大手デパートやスーパーの逆を行く圧縮陳列はそのまま採用しつつも、各店舗の個性にあわせた個店主義へと方針を変えたり、SNSの使用やマジカの導入を行いました。また、雇用についてのこだわりも持っており「レジスタッフ募集」という職種ごとの募集をやめて、「フリーター募集。あなたがフリーターをやっている理由をお聞かせください。それに合った雇用スタイルを提案します」という革新的な募集広告へと変更しました。同じフリーターでも人によってバイトの目的や生活リズムが異なるため、自分に合った雇用スタイルは勤務がしやすく、大変魅力的です。
大原孝治社長の雇用者に対しての細やかな気配りをこの広告から読み解くことができます。大原孝治社長は先代安田隆夫社長の意思を忠実に受け継いだうえで、新しいことを積極的に取り入れつつも雇用者に対しての細かい気配りを忘れない社長です。ドン・キホーテが今後長続きする企業ならばそれは大原氏の手腕と言っても過言ではないでしょう。